-
磯野貴理子の老眼鏡
¥1,400
SOLD OUT
タイトル『磯野貴理子の老眼鏡』 著:PINFU 本体:1,400円 判型:A5判、230ページ 『波打ち際で砂いじり』の翌日、2021年7月1日から2022年1月6日までの日記です。 はじめの3ヶ月は滝口悠生『長い一日』をずっと読んでいます。『長い一日』はすごく好きな小説で、大きな事件は起こらないけれど、キラキラした日常がずうっと続いてて、「キラキラしてて好き」って思いを書いています。 『波打ち際で砂いじり』はフリーター時代に書いてたから視線が内側にむかっていて、不安とか悩みが膨らんで死にたいとか、家族とうまくいってないとかそういう問題と格闘するように書いていたけれど、『磯野貴理子の老眼鏡』は社会人生活が始まって、「会社」が自分と社会のあいだのクッションになってくれたおかげでその辺の問題から解放されて、外の世界にある好きなものの話をたくさん書いている気がします。 たとえば『機界戦隊ゼンカイジャー』のステイシーが好きすぎて、毎週日曜日は、 「ステイシー好き」「ステイシーかわいい」 って書きまくってるけど、そういう変化の現れかもしれません。
-
波打ち際で砂いじり
¥1,200
タイトル『波打ち際で砂いじり』 著:PINFU 本体:1,200円 判型:A5判、263ページ 2020年12月25日から2021年6月30日に書いていた日記を本にしました。 そのころ読んでいたもの。 柿内正午『プルーストを読む生活』 保坂和志『未明の闘争(上)』 J・アーヴィング『ガープの世界(上)』 中原中也『中原中也全詩集』 小島信夫『美濃』 『プルーストを読む生活』のまねで書き始めた日記。はじめのうちは肩に力入って空回りしてる印象ですが、だんだん力が抜けて、いい感じになります。 1月 黎明期 2月 バイクの普通免許取得 3月 鬱 4月 埼玉西武ライオンズ鈴木将平の応援 5月 新しい仕事を始める 6月 『ガープの世界』をまったく読まなくなる